不登校から大学進学への道

不登校

「不登校だと大学には行けないのでは?」と不安に思う保護者は少なくありません。
実際には、高校卒業資格や高卒認定を通じて、大学進学へのルートはしっかり用意されています。
ここでは、不登校経験があっても大学を目指せる進学ルートを整理します。

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高卒資格があれば大学進学は可能

  • 大学受験の条件は「高校卒業」または「高卒認定」
  • 全日制・定時制・通信制のどの高校を出ても、卒業資格は同じ
  • 高卒認定試験でも大学進学資格を得られる
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私たちの時代とは、大学入試制度が違っていたり、選択肢が増えていたり・・・。

どう選んでいいかわからない・・・

入試方式の広がり

  • 一般入試:学力試験で合否を判定
  • 推薦入試:学校推薦型、指定校推薦など
  • 総合型選抜(旧AO入試):面接・小論文・活動実績で評価
    👉 学力一本だけでなく、人物や意欲が評価されるルートが増えている

不登校経験者でも使いやすいルート

  • 通信制高校 → AO入試や推薦で大学進学した事例多数
  • 高卒認定 → 予備校や通信教材を活用して進学
  • 内申や出席日数に左右されにくい「総合型選抜」は相性が良い

大学進学の意味

  • 高卒と大卒では、職種や生涯賃金に大きな差がある
  • 進学することで将来の選択肢が広がる
  • 「学歴」だけでなく、自己肯定感や専門的な学びを得る機会になる

不登校経験があっても、大学進学の道は閉ざされていません。
通信制や高卒認定を経由して大学へ進む生徒も多く、AO入試や推薦入試など評価方法の多様化が後押ししています。
「どんなルートを通るか」を知っておくことが、保護者の安心につながり、子どもの未来の可能性を広げます。

お金もかなり必要ですよね。

大学も公立に進学してくれたらいいけど、私立の方が選択肢が多いようなイメージです。

 確かに、私立の方が、受験方法も多く、入口が広いですね。

教育費の問題は、深刻です。インフレの影響は特に学費を見ると顕著です。

奨学金をいう選択肢もありますが、卒業時に400万以上の借金を背負っての社会人スタートは誰でも辛いですよね。一つの対策案を記事にしています。

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▼まず整理:AO(総合型)と学校推薦型の違い

  • 総合型選抜(旧AO)
    志望理由書・活動報告書などの書類に、面接や小論文、プレゼン、口頭試問、資格・検定成績などを組み合わせ、人物・意欲を多面的に評価する方式。各大学は共通テストまたは何らかの評価(小論文やプレゼン等)の活用を必須としている。文部科学省
  • 学校推薦型選抜
    高校長の推薦にもとづき、調査書(評定)+面接や小論文等を組み合わせて評価。こちらも共通テストまたは他の評価のいずれかを必ず使うルール。文部科学省

総合型は“大学の求める学生像(アドミッション・ポリシー)に合うか”を、書類+面接等で立体的に見る入試だよ。


年間スケジュール(高3の目安)

  • 総合型:出願受付は概ね9/1以降、合否は11/1以降に発表。
  • 学校推薦型:出願受付は11/1以降、合否は12/1以降に発表。
    (正確な期日運用は大学ごとの要項で確認してね)

総合型や学校推薦型だと、年内に終わるんだね。

それがいいなと思うけど、難しいよね。


募集人員の上限

  • 学校推薦型は、学部等ごとに定員の5割を超えない
  • 総合型(公募)は募集人員の上限規定なし(大学が独自に設定)。文部科学省

不登校経験がある場合のポイント

  • 調査書の出欠状況を用いる際の留意事項の明確化や、合理的配慮の記載整備が要項・Q&Aに追記されているよ。大学は多様な背景に配慮しつつ、公正に評価する立場が示されている。
  • 入学後の支援・配慮の事例はJASSOが多数公開。困りごとに応じたサポート設計の参考になるよ(面接・試験での配慮相談や在学中支援のイメージづけに)。

言い換えのコツ(面接・書類)

  • 欠席の“数”ではなく、回復プロセスと学びの再開を具体的に。
  • 家庭外も含む学習実績・活動(オンライン講座、資格、制作物、ボランティア等)で“学び続けた証拠”を示す。
  • 志望分野と結びついた探究やアウトプット(作品・ミニ研究・発表動画)を添える。

出願までに用意する書類(チェックリスト)

  • 志望理由書/学修計画書(大学指定様式)
  • 活動報告書(文科省がイメージ例を公開)
  • 調査書(高校発行)・推薦書(学校推薦型のみ)(文科省のイメージ例あり)
  • 資格・検定の合格証やスコア、実績資料(大会・発表・作品 等)
  • ポートフォリオ(芸術・情報系など)
    文科省ページには活動報告書・推薦書のイメージ例が掲載されているよ。文部科学省

対策:これだけ押さよう!

小論文

  • 志望領域の基礎知識+社会的背景→自分の問い根拠と具体例結論の順で。
    面接
  • 「志望理由」「入学後の計画」「将来像」「高校時代の学び直し」への一貫性。
    プレゼン・口頭試問
  • スライドは問題→仮説→方法→結果/学び→今後の5点を簡潔に。問いへの再現性学びの次アクションを明確に。

総合型は“書類+面接等+(必要に応じ学力・実技)”で評価されるのが基本。大学によりGDや模擬講義レポートなどの課題もあるよ。


▼高2〜高3の行動タイムライン

  • 高2 春〜夏:志望領域の読書・MOOC・資格、探究のテーマ設定
  • 高2 秋〜高3 春:探究の成果物(レポート/作品/発表動画)を作る
  • 高3 6〜8月:志望校のアドミッション・ポリシー精読、書類ドラフト・面接練習
  • 高3 9〜12月:総合型・推薦の出願/本番(一般併願の準備も並行)KEIHER Online.

そのまま使える“ひな形”

志望理由書(3段落)

  1. 志望動機:関心領域+きっかけ(体験・探究テーマ)
  2. 学修計画:入学後に取り組む科目・研究・課外活動(具体名)
  3. 将来像:学びの社会実装・貢献のイメージ(卒業後の道)

活動報告(箇条書き)

  • 期間/役割/目的/成果(数値・受賞・発信先)/学んだこと/次のアクション

面接の想定Q

  • なぜこの学部か?高校時代の学び直しで得たことは?最近感銘を受けた論点は?入学後1年目の計画は?

▼まとめ

AO・推薦は、“今の力とこれからの伸び”を見てもらえる入試。

出欠の数字だけで判断されるわけじゃないよ。公式の枠組みも“多面的評価”と“配慮”を整えて進んでるから、探究の証拠と計画性をコツコツ集めていきましょう。

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