不登校の子どもの学びは”無駄”じゃない。出席扱い・成績評価の制度をやさしく解説

選択肢(未来)
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ママ

学校に行けない日が続いて、このまま全部欠席になってしまうのかな…

私も娘が不登校になったとき、毎朝そんな気持ちで仕事に向かっていました。

でも実は、学校に通えなくても「出席扱い」や「成績評価」を受けられる制度が文部科学省から出ているんです。

えんがわ

知らないままでいるともったいない。今日は、その制度の内容をできるだけかみ砕いて説明しますね。

「出席扱い」ってそもそも何?

「出席扱い」とは、学校に物理的に行っていなくても、一定の条件を満たした学習・活動を「出席した日」として認めてもらえる制度です。

欠席日数が多いと内申点や高校受験に影響が出ることがあります。だからこそ、この制度を知っておくことはとても大切です。

根拠となっているのは文部科学省の通知。令和5年に改訂された「不登校児童生徒への支援の在り方について」という通達で、詳細な要件が定められています。

出席扱いになれる2つのパターン

パターン①:フリースクール・教育支援センターに通っている場合

教育支援センター(適応指導教室)や民間のフリースクールに通っている場合、以下の条件を満たすと出席扱いになります。

✅ 保護者と学校が連携・協力関係にあること
✅ 通っている施設を校長が「適切」と判断していること
✅ 実際にその施設に通って指導を受けていること

公的な施設(教育支援センターなど)が原則ですが、民間のフリースクールでも、校長が適切と判断すれば認められます。

大事なのは「学校との連絡を切らないこと」。施設に通い始める前に、必ず在籍校に相談・報告しておきましょう。
不登校でも使えるフリースクール・支援制度まとめ(関西編)

パターン②:自宅でICT(タブレット・パソコン)を使って学習している場合

外に出ることが難しい状態のお子さんには、自宅でのオンライン学習でも出席扱いになる道があります。

✅ 指導員等による訪問対面指導が定期的・継続的に行われていること
✅ 学習内容が学校のカリキュラムに沿った計画的なプログラムであること
✅ 校長が学習状況を把握できていること

ひとつ注意点があります。ICT学習だけで完結させることはできません。「定期的に人が来て、対面でのつながりがある」ことがセットで必要です。

このパターンは基本的に、フリースクールなど学校外の施設に通えない状況にある場合を想定しています。
【すらら評判】不登校でも出席扱い?特徴と料金まとめ

成績評価(内申点)にも反映できる?

ママ

中学生の保護者には特に気になるところですよね。成績(内申点)にも影響するってことですか?

えんがわ

はい、条件を満たせば成績評価(内申点)にも反映できます!ただし、学校との連携が欠かせません。

学校外・自宅での学習成果を成績評価(内申点)に反映させることも、制度上は可能です。ただし、以下の条件が必要です。

✅ 学習内容が在籍校の教科書・教育課程に沿っていること
✅ 外部機関から学校へ定期的に学習状況の報告があること
✅ 学校側(先生)が定期的に本人と直接関わりを続けていること

「学校と連絡を完全に断ってしまっている」状態だと、成績評価の対象外になってしまう可能性があります。

しんどいのはよくわかるのですが、細くてもいいので、学校との糸はつないでおくことをおすすめします。
【不登校×高校受験】内申点なしで入れる高校の選び方【関西版】

具体的にどう動けばいい?ステップで確認

STEP1:在籍校(担任・教頭)に相談する
「出席扱いの制度について教えてください」と伝えるだけでOKです。

STEP2:学習内容を説明する
どこで、どんな内容を、どれくらいの頻度で学ぶのかを伝えます。

STEP3:学習記録を定期的に共有する
フリースクールや学習ソフトの利用履歴・報告書などを定期的に提出します。

STEP4:校長が判断する
最終的には校長先生の判断で出席扱いが認められます。

制度を動かすのは「学校」です。学校との関係がしんどい気持ち、すごくわかります。でも「制度を使いたい」という前提で話すと、案外スムーズに進むことも多いです。

相談窓口はどこ?

地元の相談先を探したいときは、文部科学省のサイトで都道府県別に調べられます。

地域の相談窓口を探す(文部科学省)

高校生の場合(高校の出席扱い制度)は別の通知になります。

高校における出席扱いの特例(文部科学省)

まとめ

  • 不登校でも「出席扱い」になれる制度がある
  • フリースクールや在宅ICT学習がその対象になる
  • 成績評価にも反映できる(条件あり)
  • カギは「学校との連携を切らないこと」
  • まず在籍校に「制度について教えてください」と聞いてみる

学校に行けない状態でも、子どもの学びは積み重なっています。制度を味方につけて、一つひとつ前に進んでいきましょう。

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