
担任に相談したのに、何も変わらない。

話は聞いてくれたはずなのに、その後の動きが見えない。
「先生、何もしてくれていないんじゃないの?」
そんな思いが、ふと頭をよぎることはありませんか。

実は、学校には“できること”と“できないこと”があります。
そしてその現実は、あまり保護者に共有されることがありません。
この記事では、
親が知っておくべき学校対応の現実と、
それを踏まえたうえで、親がどう動けばいいのかを整理します。
怒りや不信感のまま動くのではなく、
子どもを守るために、冷静に一手ずつ。
読んだあと、「なるほど、そういう仕組みか」と少し見え方が変わり、新しいアイデアが生まれることいいなと思います。
不登校の子を持つ方向けてに以前こんな記事を書きました。こちらも併せてお読みください。
【不登校】担任の先生への伝え方|親が知っておくべき学校対応の現実
担任が何もしないように見える理由
① すぐに動けない“学校の構造”がある
結論から言うと、担任がすぐに動けないのは「やる気がない」からとは限りません。
学校では、一つの対応を決めるまでに、
学年での共有、管理職への報告、事実確認など、いくつもの段階を踏みます。
特に友達関係のトラブルは、
双方から話を聞き、証言をすり合わせ、記録を残す必要があります。
そのため、保護者からは“止まっている”ように見えても、内部では確認作業が進んでいることもあります。
ただし、
その経過が説明されないと、不信感だけが残ってしまいますよね。

担任は大抵1人体制。聞き取りなどは、授業時間外に行わなければならず、1日で全て聞き取ることができない時もあります。
② 「動いている」が見えないだけの場合もある
友達間での問題などの場合、
担任が裏で子どもに声をかけていたり、
席替えを静かに調整していたりすることもあります。
席替えは、大抵1か月に1回。下手に増やすと子どもたちが勘ぐったり、いつも席替えして欲しいと要望してきて正直うるさい・・・www
秩序を保ちながら、対応している場合が大半ですし、そのほうがうまく行くことが多いです。
けれど、それを逐一報告する文化は学校にはあまりありません。
「刺激しないために静かに対応する」
という判断がされることもあります。
結果として、
“何もしていない”ように感じてしまうのです。

こっちから、逐一学校に様子を聞くのも気がひける時もありますよね。
③ 担任にも限界がある
1クラス30人前後を抱えながら、
授業、提出物、行事、会議、保護者対応…。
正直に言えば、余裕がない担任もいます。
それは言い訳にはなりませんが、
現実として「すぐに手厚く対応できない状況」があるのも事実です。
その上、保護者からのトラブルが所謂「よくあること」というような内容であれば、
目立った対応はせず、観察を継続することがあります。
④ 本当に動いていないケースもある
もちろん、
対応が不十分な場合もあります。
・事実確認をしていない
・子どもの訴えを軽く扱っている
・「様子見」で放置している
こうしたケースでは、
親が動くタイミングかもしれません。

お子さんの学級が、「学級崩壊していないか」どうか確認するのも一つです。
もし学級崩壊していたならば、正直、それどころではない可能性があります。
じゃあ、親はどう動く?感情で動かない3ステップ
① まずは「事実」と「気持ち」を分ける
結論から言うと、最初にやるべきことは整理です。
「先生は何もしていない!」
と思ったときほど、いったん立ち止まります。
・いつ
・どこで
・誰が
・何を言った/した
・子どもはどう変化したか
これをメモに残します。
そして別に、
「親としてどう感じているか」も書き出します。
事実と感情を分けることで、
話し合いが“対立”ではなく“相談”に変わります。

相談ベースなのか、対立なのかで、学校内で「いい親」扱いされるか、「モンペ扱い」されるか変わってきます。モンペ扱いされると対応はあまりされませんよ。

学校で、なんらかのトラブルが起こるのは当たり前。どう解決していくかが今後の子どもの成長に良い刺激を与えるか、「文句を言えば通る」と間違えて認識してしまうかに分かれていくんだろうね。
② 担任への伝え方を少し変える
次に大事なのは、言い方です。
✖「どうして対応してくれないんですか?」
◎「○○が続いていて心配しています。学校ではどのように見えていますか?」
責める形にすると、防御の空気が生まれます。
相談の形にすると、情報が返ってきやすくなります。
そしてポイントは、
“どうしてくれますか?”ではなく、“どうすればいいでしょうか?”と聞くこと。
相手を味方に引き込む言い方です。

そうですよね。お若い先生でもいろんな子どもを見ているだろうから、相談ベースで伝える方が、有益な情報を得やすそうですよね。
③ それでも変わらないときの次の一手
複数回 話しても改善がない、
子どもの心身に影響が出ている。
その場合は、管理職に相談する段階です。
ここで大事なのは、
感情ではなく「記録」を持っていくこと。
・いつ
・何が
・どう改善されなかったか
学校にとっても、記録は動きやすい材料になります。
これは“担任を飛ばす”のではなく、
支援の輪を広げる行動です。

教育委員会に直接訴える保護者の方もいらっしゃいますが、教育委員会もまずは、校長に対応を求めますので、結果は同じになります。まずは、管理職からですかね。
それでも合わないとき、どうする?
① 担任との「相性」は現実にある
結論から言うと、相性はあります。
どれだけ経験のある先生でも、
すべての子どもにぴったり合うわけではありません。
厳しめの指導が安心になる子もいれば、
それで一気に心が閉じてしまう子もいます。
これは、どちらが正しい・間違いという話ではなく、
「合う・合わない」という現実です。
だからこそ、
担任を変えようとする前に、子どもを守る選択肢を広げることが大切です。
② 選択肢は「担任を変える」だけではない
すぐに転校やクラス替えができるとは限りません。
でも、こんな方法もあります。
・別室登校の相談
・養護教諭やスクールカウンセラーにつなぐ
・学年主任を交えた話し合い
・放課後だけの支援の活用
「今の担任しか道がない」と思うと苦しくなります。
でも実際は、
学校の中にも外にも、いくつかのルートがあります。
親が動くことで、
子どもの逃げ道をつくることはできます。
親がやりがちな“逆効果の動き”
① 感情のまま長文メールを送る
不安や怒りがピークのときに書いた文章は、
どうしても強くなります。
学校側が防御モードに入ると、
本来の目的がぼやけてしまいます。
一晩寝かせるだけで、
伝わり方はずいぶん変わります。

クレーマーとして学校側に認識されてしまいますね。
② いきなり管理職に直行する
もちろん必要な場合もあります。
でも、担任との関係がまだ修復可能な段階で飛び越えると、
その後のやり取りがぎくしゃくすることがあります。
順番は、親の味方を増やすためにも大切です。
③ 子どもを問い詰めてしまう
「ちゃんと先生に言ったの?」
「本当にそんなこと言われたの?」
親は真実を知りたいだけなのに、
子どもは“責められている”と感じることがあります。
まずは味方でいること。
それがいちばんの土台です。

答えが欲しくて、ついついしつこく聞いてしまいます。
この記事にもヒントがあるかもしれません。
まとめ|子どもを守れるのは、親の冷静さ
担任が何もしないように見えるとき、
親の心は大きく揺れます。
怒り、不信感、焦り。
どれも自然な感情です。
でも大切なのは、
その感情のまま動かないこと。
この記事でお伝えしたのは、次の3つです。
- 学校には“すぐに動けない構造”がある
- 見えないところで対応している場合もある
- それでも改善しないときは、段階を踏んで動く
担任を変えることは、簡単ではありません。
けれど、親の動き方は変えられます。
記録を取り、冷静に伝え、必要なら支援の輪を広げる。
それは「対立」ではなく、「子どもを守る行動」です。
学校と戦うのではなく、
子どもの味方であり続けること。
その軸を持てたとき、
次の一手は、きっと見えてきます。
焦らなくて大丈夫。
一歩ずつ、いきましょう。
では、また🌱
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