「最近、不登校の子どもが増えている」と耳にするけれど、実際にはどれくらいの子が学校に通えていないのでしょうか。
親としては「うちの子だけ特別なのでは?」と不安になったり、「世の中の状況を数字で知りたい」と感じる方も多いと思います。
文部科学省の最新データによると、2023年度の小中学生の不登校は34万6,482人で過去最多を更新。ここ10年で約3倍以上に増えています。
この記事では、最新データをもとに不登校の実態をわかりやすく解説します。数字を知ることで「うちだけじゃない」と、少し心が楽になるかもしれません。
不登校の人数は今どれくらい?【2024年度・最新データ】
文部科学省「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、2023年度に30日以上学校を欠席した小中学生は34万6,482人でした。
これは前年度(2022年度・29万9,048人)から約4万7千人増加しており、11年連続で増加しています。
| 年度 | 不登校児童生徒数 | 前年比 |
|---|---|---|
| 2019年度 | 181,272人 | +16,744人 |
| 2020年度 | 196,127人 | +14,855人 |
| 2021年度 | 244,940人 | +48,813人 |
| 2022年度 | 299,048人 | +54,108人 |
| 2023年度 | 346,482人 | +47,434人 |
2021年度にコロナ禍の影響で急増し、その後も増加ペースは落ちていません。
小学生・中学生それぞれの実態
小学生の不登校:10年で約5倍に
2023年度の小学生の不登校は13万1,214人。10年前(2013年度:約2万4千人)と比べると、約5.4倍に増加しています。
かつては「不登校は中学生の問題」と思われていましたが、今や小学生でも珍しくない現象です。1,000人あたりの不登校の割合は小学生で20.0人。クラスに1人はいる計算になります。
中学生の不登校:1,000人に65人
中学生は2023年度に21万6,111人が不登校。1,000人あたり65.0人という高い割合です。
中学2〜3年生の時期に特に増える傾向があり、思春期特有の人間関係の複雑さや、受験プレッシャーが関係していると考えられています。
なぜ不登校はここまで増えているの?
①コロナ禍による生活リズムの乱れ
2020〜2021年にかけての一斉休校や分散登校で、通学リズムが崩れた子どもが多くいました。「学校に行く」という習慣そのものがリセットされたことが、大きな引き金になっています。
②「不登校=問題行動ではない」という認識の広がり
2022年に文部科学省が「不登校は問題行動ではない」と明言し、学校以外の学びの場を認める方針を打ち出しました。「休んでいい」という社会的なメッセージが浸透したことで、以前は無理をして登校していた子どもたちが、SOSを出しやすくなった面もあります。
③学校生活のストレス・人間関係
文部科学省の調査によると、不登校のきっかけとして最も多いのは「無気力・不安」(50.9%)、次いで「いじめを除く友人関係をめぐる問題」(15.2%)です。
SNSの普及により、学校外でも人間関係のトラブルが持ち込まれやすくなっていることも、子どもの心への負担を増やしています。
④発達特性への理解の深まり
ASD・ADHD・HSCなど発達特性を持つ子どもが「集団生活が苦手」という理由で学校に適応しにくいケースも増えています。以前は見過ごされていたケースが、適切に把握されるようになってきた側面もあります。
不登校の子どもが「学校外で学んでいる」割合は?
不登校の子どもの約24%がフリースクールや教育支援センターなど学校以外の場を利用しています。また、自宅でオンライン学習に取り組む子どもも増えてきています。
不登校の子どもを支える選択肢は、ここ数年で大きく広がっています。自宅でできるオンライン学習教材もそのひとつ。なかでもすららは、不登校の子に特化したサポートコースと出席扱い制度への対応実績があり、多くの不登校家庭で活用されています。
ワーママ目線で感じた「増加」のリアル
数字で見ると「34万人」という大きな数字ですが、私にとっては「娘が学校に行けなくなったあの朝」が現実でした。
フルタイムで働きながら、毎朝「今日は行ける?」と子どもの様子をうかがう日々。統計の中の一人が、まさかわが家の子どもになるとは思っていませんでした。
でも、数字を知ったことで少し楽になれたのも事実です。「34万人もいる。うちだけじゃない」——その事実が、孤独感を和らげてくれました。
不登校になったとき、親がまず知っておきたいこと
子どもが不登校になると、親はまず「なぜ?」「どうすれば?」と焦ります。でも、焦りが子どもをさらに追い詰めてしまうこともあります。
- 不登校は「問題行動」ではなく、SOSのサイン
- 原因を一つに絞ろうとしなくていい
- 親が焦れば焦るほど、子どもは動けなくなる
- 「休む」こと自体が回復の第一歩になることもある
まとめ:不登校は「特別なこと」ではなくなっている
- 2023年度の不登校小中学生は34万6,482人で過去最多(11年連続増加)
- 小学生は10年で約5倍、中学生は約2倍以上に増加
- 中学生では1,000人に65人が不登校=クラスに2〜3人の計算
- 増加の背景はコロナ・社会的認識の変化・発達特性の多様化など複合的
- 不登校の子の約24%が学校外の学びの場を活用している
- まず親自身が「うちだけじゃない」と受け入れることが大切
焦らず、子どものペースに合わせた対応を探していきましょう。このブログがそのヒントになれたら嬉しいです。
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「数字でわかった。でも、わが子の勉強はどうすればいいの?」——そう感じた方へ。
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