
「不登校だけど、出席扱いにしたい。すららっていう通信教育しているとできるらしい」
って思っている方に、読んでいただきたい記事です。
正直に言います。私は以前、学校で働いていました。でもその当時、この「出席扱い制度」が実際に動いているのを、現場で見たことがほとんどありませんでした。
「なんで?制度があるなら使えるんじゃないの?」
そうなんです。文部科学省は、不登校の子が自宅でICTを使って学習した場合でも、一定の条件を満たせば「出席扱い」にできる、と正式に認めています(2024年4月改訂版通知)。
でも、実際に動かすには学校・校長先生との連携が必要で、「知らなかった」「前例がない」という壁にぶつかることも多い。
だからこそ、この記事では
- 制度の仕組みと条件
- すらら(通信教育)で使う場合の申請ステップ
- 学校に相談するときのポイント
を、できるだけ現実的にまとめました。

すらら って、出席扱いになるって本当ですか?うちの子、不登校で…申請ってどうすればいいの?

本当です!文部科学省が正式に認めている制度なんです。ただ、条件と手順があるので、この記事で一緒に確認していきましょう。
出席扱い制度とは?文科省の公式見解
まず前提として、「出席扱い制度」は2005年に文部科学省が通知を出して以来、段階的に広がってきた公的な制度です。
2024年4月に改訂された最新の通知(文科省)では、
「不登校児童生徒が自宅でICT等を活用した学習活動を行っている場合、一定の要件を満たせば、学校は出席扱いを行うことができる」
と明記されています。
つまり、すらら(デジタル教材)を使った学習が「出席」として認められる可能性がある、ということです。
※対象は義務教育段階(小・中学生)です。高校生は別途ルールがあります。
出席扱いになるための条件(文科省資料より)
文科省の資料に記載されている要件をもとに、わかりやすく整理します。
条件1:保護者と学校の連携体制があること
学校と保護者の間に「十分な連携・協力関係」が保たれていることが前提です。学校に黙って勝手に始めても認められません。まず学校に相談することが必要です。
条件2:定期的に対面指導が行われること
「自宅学習だけ」ではなく、先生による家庭訪問や面談など、対面での関わりが継続的にあることが求められます。ハードルが高く感じるかもしれませんが、担任の先生に「月1回でも家庭訪問してもらえますか」と相談することが出発点になります。

「定期的に対面指導」って、先生が家に来ないといけないの?それ、先生に頼みにくい…

月1回の家庭訪問でOKとされているケースが多いです。「家庭訪問してもらえませんか」と担任に相談する、それだけで大丈夫。最初の一言が一番大事です。
条件3:学習プログラムが計画的であること
「好きな時間に好きなだけやる」ではなく、子どもの理解度に合わせた計画的な学習計画が必要です。すらら の場合、すらら側が学習計画を作成してくれるため、この条件をクリアしやすいです。
条件4:校長が学習状況を把握していること
最終的に出席扱いの判断をするのは「校長先生」です。担任や教頭ではなく、校長の判断が必要な仕組みになっています。

担任じゃなくて校長先生に判断してもらうの?それってどうやって話を通せばいい?

まず担任に相談して、そこから校長先生に上げてもらう流れが一般的です。最初から「校長先生に話を聞いてほしい」と担任に伝えておくとスムーズですよ。
条件5:学校外の施設等での支援を受けられない場合が前提
ICT学習の出席扱いは、「フリースクールや教育支援センターに通えない場合」を前提とした制度です。通える状況なら、まずそちらが優先されます。
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すらら で出席扱いになるための申請ステップ
では、実際にすらら を使って出席扱いを目指す場合の、具体的な申請ステップです。
STEP 1:まずすらら に問い合わせる
すらら には「出席扱いサポート」があり、学校との連携に必要な書類(学習計画書・学習履歴レポートなど)を用意してくれます。まず「うちの子は不登校で、出席扱いを検討しています」と すらら のサポートに相談しましょう。
STEP 2:学校に「相談」として話を持ちかける
いきなり「出席扱いにしてください」ではなく、まず担任の先生に相談という形で話をします。
例:「すらら という通信教育で自宅学習を続けているのですが、出席扱いの制度を利用できる可能性があるか聞いてみたくて…」
もし担任の先生が「知らない」と言っても焦らないでください。現場での認知度がまだ低い制度です。「文部科学省の通知で認められている制度があるようで…」と一言添えて、校長先生に確認してもらえるように頼みましょう。

先生が「この制度知らない」って言ったらどうしよう…

それ、よくあります。「文部科学省の通知で認められている制度があるようで」と一言添えて、校長先生に確認してもらうよう頼みましょう。資料(文科省の通知文)を印刷して持参するのも効果的です。
STEP 3:学校と連携体制を整える
学校側が「検討してみます」となったら、以下の連携体制を整えていきます。
- 月1回以上の学校との情報共有(電話・面談・メール等)
- 担任の先生による家庭訪問(できれば定期的に)
- すらら の学習履歴を定期的に学校に提出
すらら のすらら コーチ(専任サポーター)が、学習状況のレポートを用意してくれるので、それを学校への報告に使えます。
STEP 4:学習計画を学校と共有する
すらら は「子どもの理解度に合わせた学習計画」をコーチが作成してくれます。この学習計画を学校に提出し、「計画的なプログラムである」と確認してもらいます。
STEP 5:校長先生の承認を得る
担任・教頭を通じて、校長先生に正式に申請します。承認されると、指導要録の備考欄に「出席扱いとした日数:〇日」と記載され、その日数が出席日数に計上されます(欠席日数には含まれません)。
STEP 6:継続して報告・記録を続ける
一度認められたら終わりではなく、毎月・学期ごとに学習状況の報告を続けることが必要です。すらら の場合、学習履歴がシステムに自動で残るため、「何をどれだけ学習したか」のデータを定期的に学校に提出しやすい仕組みになっています。
現実的な話:使えるかどうかは学校次第
ここは正直に書かせてください。
私自身、教育現場にいた経験から言うと、この制度を実際に使っている学校はまだ少ないのが現状です。「前例がない」「うちではやっていない」という回答が返ってくることも珍しくありません。
ただ、文部科学省が2024年に改訂した公式の通知に明記されている制度です。「制度がない」のではなく、「学校が動いていない」だけです。
親が正式な制度として学校に働きかけることで、実現できる可能性は十分にあります。「難しそうだから諦める」より、まず相談してみることが大切です。
また、すらら のすらら コーチに「出席扱いの申請をしたい」と伝えると、学校への対応についてもアドバイスをもらえることがあります。まずは すらら に問い合わせてみることをおすすめします。
まとめ
- 出席扱い制度は、文部科学省が公式に認めた実在する制度
- 小学生・中学生(義務教育段階)が対象
- すらら での自宅学習も対象になりえる
- 条件は「学校との連携」「対面指導」「計画的な学習プログラム」など
- 最終的な判断は「校長」が行う
- 現場での認知度はまだ低いが、諦めずに相談することが大切
▶ 出席扱いと成績評価の制度をもっとくわしく:不登校の子どもの学びは”無駄”じゃない。出席扱い・成績評価の制度をやさしく解説
まずは すらら への問い合わせと、学校への相談を同時に進めてみてください。

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