「タブレット学習なら自分のペースでできる」と聞いて試してみたのに、気づいたら全然使っていない……。そんな経験、ありませんか?
わが家でもまったく同じことが起きました。「これならいけるかも」と期待して始めたのに、数週間で放置。罪悪感だけが残る、というサイクルを何度か繰り返しました。
この記事では、タブレット学習が続かなかった理由と、その後わが家がやってみたことを正直にまとめています。「うちの子だけじゃないんだ」と思ってもらえたら、それだけで十分です。
うちの子もタブレット学習が続かなかった
不登校になってしばらくして、「学校に行けなくても勉強だけは続けてほしい」という気持ちから、タブレット学習を始めました。子どもも最初は「やる」と言っていたし、実際に最初の1〜2日は取り組んでいました。
でも、3日目から静かになっていきました。「今日はやった?」と聞くと「あとでやる」。そのあとでが来ることはほとんどありませんでした。
試したのはスマイルゼミ、Z会、スタディサプリと複数あります。どれも「これが合わなかっただけ」「次のサービスなら続くかも」と思って試してきましたが、結果はどれも似たようなものでした。
途中から「サービスの問題じゃないのかもしれない」と思い始めました。
続かなかった理由、振り返って気づいたこと
いくつかのサービスを試して、続かなかった共通の理由が見えてきました。
- 「毎日やること」がプレッシャーになっていた
- 親が「やった?」と確認するのが義務みたいになっていた
- 子ども自身が「やらされている」と感じていた
- 量が多すぎて、どこから手をつければいいかわからなかった
特に大きかったのは、「毎日やること」が前提になっていたことです。学校にも行けていない子に、毎日のノルマを設けるのは、今思えばかなりハードルが高かった。
不登校の子どもは、学校に行けないことへの罪悪感をすでに抱えていることが多いです。そこに「勉強もできていない」が加わると、タブレットを開くこと自体がしんどくなってしまう。
サービスが悪かったのではなく、使い方と心理的な状態のタイミングが合っていなかったんだと思っています。

正直、最初はサービスのせいにしてました。でも振り返ると、子どもの状態に合っていなかっただけだったんです。
続かない子にやってみたこと3つ
試行錯誤のなかで、少しずつ変わっていったことがあります。「これで完璧」というものではないですが、正直に書いておきます。
① 始めるハードルを下げた
「1日1問だけでいい」にしました。1単元とか1レッスンではなく、本当に1問だけ。
最初は「そんなんで意味あるの?」と思いましたが、やってみると続きました。1問解くと「もう1問くらいいいか」という気持ちになることもあって、気づいたら10分くらい経っていることもありました。
ゴールを下げると「できた」が増える。その積み重ねが大事だったみたいです。

1問だけって決めたら、むしろ子どもが自分から開くようになったんです。「できた」が増えると顔つきが変わってきました。
② 「今日はここだけ」をあらかじめ決めた
タブレットを開いてから「どこをやろう」と考えると、それだけでエネルギーを使って、結局閉じてしまうことがありました。
なので、前日か朝のうちに「今日は算数のこの単元だけ」と決めておくようにしました。開いたら迷わず始められるように、親が事前にセットしておくこともありました。
「何をやるか」の判断をなくすだけで、取りかかりのしんどさがかなり減りました。
③ 子どもが選べる余白を作った
「算数か国語、どっちをやる?」「動画で見る?問題を解く?」という小さな選択肢を渡すようにしました。
親が全部決めてしまうと、子どもにとっては「やらされている感」が強くなります。でも、選択肢が多すぎても迷って疲れる。2択か3択くらいがちょうどよかったです。
「自分で選んだ」という感覚が、わずかでも主体性につながったように思います。
それでも続かないときの選択肢
工夫をしても、どうしてもタブレット学習に向かない時期があります。そういうときは「今は勉強の時期じゃない」という判断をすることも、ひとつの選択です。
少し落ち着いてきたときに「何かできることから始めたい」という気持ちが出てきたら、サービスを見直すタイミングかもしれません。わが家がこれまで使ってきたサービスの正直な感想は、それぞれの記事にまとめています。
まとめ:「続かない」は子どものせいじゃない
タブレット学習が続かないとき、つい「この子はやる気がない」「親の管理が甘い」と思いがちです。でも、続かない理由はほとんどの場合、仕組みと使い方の問題です。
ハードルを下げる、あらかじめ決めておく、選べる余白を作る。この3つを意識するだけで、少しずつ変わってきました。
焦らなくていいです。「今日1問できた」それだけで十分な日もあります。

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