小学5年生で勉強が難しくなる理由(算数編)— 実は「3年4年の積み上がり」が足りなかった

学習・進路
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ママ
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5年生になったら急に算数がわからなくなって、学校に行き渋るようになってしまって…どうしたらいいの?

えんがわ
えんがわ

それ、実は5年生の内容が難しいのではなく、3・4年生の「積み上げ」が足りなかったことが原因なんです。どこからつまずいているか、一緒に確認してみましょう。

小学5年生になって、子どもが「算数がわからない」と言い始めた。特に、割合や小数の文章題で詰まることが増えた。それで学校に行き渋りが始まった…

そんな悩みはありませんか?

親としては「5年生になったから、勉強が難しくなるのは当然」と思うかもしれません。でも実は、それだけじゃないんです。

問題は「5年生の内容が難しい」のではなく、「3年4年の『積み上がり』が不十分だったこと」が5年生で露見しているのです。

このブログでは、その理由を図を使いながら説明します。そして、不登校の子どもでも学習を続ける方法についても、最後に紹介します。


セクション1:実は、3年4年の「割り算→小数→分数」が抜けていた

小学生の算数は、下の学年の理解の上に、次の学年が成り立ちます。

特に重要なのが、この流れです:

【図1:割り算→小数→分数の階段】

小学3年生
↓ 割り算を学ぶ(「6÷2 = 3」の意味を理解する)
↓
小学4年生
↓ 小数を学ぶ(「7÷2 = 3.5」 ← 割り算の結果を小数で表す)
↓ ⚠️ ここで小数が理解できていないと先が詰む
↓
小学5年生
↓ 割合を学ぶ(「100の30%」「0.3倍」 ← 小数を使って割合を計算)
↓ ⚠️ 小数がわかってないと、割合は完全にわからない

見てわかる通り、割り算→小数→分数→割合は、きれいな積み上げ構造になっています。

3年でしっかり割り算を理解できていなかったり、4年で小数の「意味」をちゃんと掴めていなかったりすると、5年の割合の学習で、完全につまずいてしまいます。


セクション2:5年で露見する3つのつまずき

親が「5年になって急に難しくなった」と感じるのは、実はこの3つのつまずきが一気に浮き彫りになるからです。

つまずき①:分数の理解が足りない

小3の分数

「1/2ってどういう意味?」
→ 「全体を2つに等しく分けた、そのうちの1つ」
→ 絵で理解できる。この時点では暗記的でもOK。

小4の分数

1/2 + 1/4 = ?
→ 実は、この時点でも「分母が違うじゃん。どうやって足すの?」と、
   つまずく子がいます。
→ でも教科書では「同じ分母の計算」が中心なので、
   暗記と手順で対応できてしまう。
→ つまり、本当に理解できていない子も、テストで点を取ってしまう。

小5の分数 ← ここで露見する

1/2 + 1/4 = ?
→ 「分母を2に統一する」=「1/2 = 2/4 に直す」
→ つまり『分数って、同じ値でも違う表し方ができる』という概念が必須。
→ これを理解するには、3年の「分数の本質」が分かってないと無理。

つまずき②:小数の意味がわかっていない

小4の小数

「7÷2 = 3.5」
→ ここで初めて「小数」という概念が出てきます。
→ でも「3.5ってなに?」という根本的な理解をしないまま、
   計算手順だけ覚える子も多い。

小5の割合 ← ここで露見する

「100の30%は何?」=「100 × 0.3 = 30」
→ なぜ「30%」が「0.3」なのか理解していないと、
   小数を使った割合の計算は全くわかりません。
→ つまり、小数の「意味」を理解していないことが、
   ここで完全に露見してしまう。

つまずき③:割り算の基本が怪しい

実は、割り算の理解が怪しい児童もいます。

「6÷2 = 3」の意味
→ 「6を2つに分ける」「6を2で割る」
→ なぜ割り算なのか、という根本的な理解がないまま、
   計算手順だけ覚える子もいます。

このまま進むと:
→ 小数の小数点の位置がわからない
→ 割合の計算で、かけるのかわるのかわからない
→ 完全につまずく

セクション3:「計算問題」と「暗記問題」は別物

ここで、親が知っておくべき重要なポイントがあります。

【図2:計算と暗記の違い】

項目計算問題(分数・小数・割合)暗記問題(単位換算など)
特徴前段階の理解が必須覚えると解ける
1/2 + 1/4 = ?(分母を揃える理由を理解する必要)1cm = 10mm(覚えれば解ける)
後からの学習非常に難しい××後からでも対応可能◎

計算問題は『今、ちゃんと理解する』ことが最重要です。

「単位換算」「面積公式」など、暗記で対応できる内容は、後からでも学べます。

でも、分数・小数・割合といった「計算の理解」は、今やらないと、後でツケが回ります。


セクション4:5年で急に難しくなったのは、なぜ? — 悪循環の仕組み

【図3:悪循環の図】

小3:「分数の意味」を曖昧に理解
  ↓
小4:分数の計算をやるが、モヤモヤしたまま
  ↓ & 小数の「意味」を理解できず、手順だけ暗記
  ↓
小5:「約分・通分・割合」が急に難しくなる
  ↓
子どもが「分からない…」と感じる
  ↓
行き渋り・不登校へ

親の視点では「5年生で不登校になった」と見えるかもしれません。

でも、実は『3年、4年の積み上がりが足りなかった』ことが、5年生で露見しているのです。


セクション5:親ができる「診断テスト」

もし、お子さんが5年生の算数でつまずいていたら、以下の質問をしてみてください。これで、どこが理解できていないか、大まかな診断ができます。

診断①:割り算の理解

「6÷2 = 3」の意味を、子どもに説明させてみてください。
できれば「6を2つに分ける」「6を2で割ると3になる」という説明ができるか。

YES → 次の診断へ
NO  → 割り算の根本理解が不十分。小3の内容から遡り学習が必要。

診断②:小数の理解

「7÷2 = 3.5」のとき、「3.5ってなに?」と聞いてみてください。
できれば「3と0.5」「3 + 0.5」といった説明ができるか。

YES → 次の診断へ
NO  → 小数の意味が理解できていない。小4の内容から遡り学習が必要。

診断③:分数の理解

「1/2 と 2/4 は、同じ大きさだと思う?」と聞いてみてください。
図で描かせてもいいです。正方形を半分に分けたのと、4つに分けて2つ取ったのが、
同じ面積かどうか。

YES → 分数の理解は進んでいる可能性あり
NO  → 分数の本質理解が不十分。小3の内容から遡り学習が必要。

診断④:割合の理解

「100の30%は何?」と聞いてみてください。
式で書かせるなら「100 × 0.3 = 30」などが出てくるか、
またはなぜ「30%」が「0.3」なのか、説明できるか。

YES → 割合の理解が進んでいる
NO  → 小数と割合の理解が不足。遡り学習が必要。

セクション6:学校の勉強だけでは追いつかない理由

お子さんが不登校で学校に行っていない場合、「勉強の遅れが心配」という親の気持ちはよくわかります。

でも、実は学校の授業ペースに合わせることより、『理解の積み上げ』が大事です。

なぜなら、学校は「学年別」で進むため、小5は小5の内容を進まないといけない。

でも、実は小3の理解が足りない子には、小5の授業は理解不可能です。

不登校だからこそ、学年を気にせず遡り学習ができるメリットがあります。むしろ、

「小5の教科書を無理やり進める」方が、子どもをさらに詰まらせてしまいます。


セクション7:「無学年式学習」で、遡り学習を実現する

【図4:学年制 vs 無学年式学習】

従来の学年制学習(学校)

小5の教科書を使う
  ↓
約分・通分・割合が分からない
  ↓
さらに分からなくなる(スパイラル)
  ↓
「学校に行きたくない」

無学年式学習(すらら など)

子どもの理解度に合わせて、小3から開始
  ↓
「分数って何?」「小数ってなに?」から丁寧に積み上げ
  ↓
小4、小5へ、自分のペースで進む
  ↓
「分かる喜び」を感じる

すらら式のメリット

① 「学年」ではなく「理解度」に合わせて進められる

  • 診断テストで、お子さんの現在地がわかる
  • 「実は小3からやり直す」ことが簡単(無学年式だから罪悪感なし)

② AIが自動で「この子は何年生の内容が理解できていないか」判定してくれる

  • 親が判断する負担がない
  • 正確な「遡り地点」がわかる

③ 自分のペースで進められる

  • 不登校で学校に行かなくても、勉強の遡り学習ができる
  • 得意な部分は速く、つまずいた部分は丁寧に、というメリハリが効く

④ 図や説明が丁寧

  • 「分数の意味」「小数の本質」を、ビジュアルで説明してくれる
  • 手順だけ覚える学習ではなく、理解を深める学習ができる

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セクション8:親ができること

最後に、親ができることをまとめます。

① 診断をしてみる

セクション5の診断テストで、どこが理解できていないか確認してみてください。

② 焦らない

「5年生なのに、小3の内容からやり直す」と聞くと、親は焦ります。でも大丈夫。計算問題は、理解するのに時間がかかります。でも、一度理解できれば、そこから先は進みやすくなります。

③ 「学年」を手放す

「小5だから小5の勉強をさせる」という考えを、一度手放してください。大事なのは「今、何が理解できているか」です。学年は関係ありません。

④ 無学年式学習の活用を検討する

もし、お子さんが学校に行っていない場合、すらら などの無学年式学習は、検討する価値があります。自分のペースで遡り学習ができ、親の「どこから教えたらいい?」という悩みが解決します。


最後に

「小5で不登校になった」と親は思うかもしれません。

でも、実は「3年、4年の『積み上がり』が足りなかったことが、5年で露見した」のかもしれません。

不登校だからこそ、焦らず、お子さんの「理解度」に合わせた学習ができるチャンスでもあります。

もし、「どこから始めたらいい?」と悩んでいたら、診断テストをしてみてください。そして、必要に応じて、無学年式学習の活用も検討してみてください。

親のあなたが「焦らない」ことが、お子さんの学習の再スタートの第一歩です。


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