保健室登校の現実|養護の先生に助けられて、ぶつかって、感謝した話

学校対応
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「しんどくなったら保健室で休んでいい」——その一言が、娘の学校生活を変えました。

ママ
ママ

うちの子も教室に入れなくて。保健室登校って、どうやって始めればいいの?学校に頼みにくいし、先生に迷惑かけるのも心配で。

不登校の子どもが「完全には学校に行けないけど、何かしら学校と関わり続けたい」と思ったとき、よく出てくる選択肢が保健室登校や別室登校です。でも、実際にどう頼めばいいのか、学校側がどう対応してくれるのか、分からないことだらけですよね。

私の娘は、しんどくなったら保健室で休むというスタイルで、長い間学校と関わり続けました。1〜2時間保健室で休んだら教室に戻る、というのを繰り返した時期もありましたし、午前中ずっと保健室にいてお迎えになることもありました。

えんがわさん
えんがわさん

養護の先生にはとても助けていただきました。でも、ぶつかってしまったこともありました。そして今は、深く感謝しています。その正直な話をお伝えします。

保健室登校・別室登校とは

保健室登校とは、教室には入らず、学校の保健室を居場所として登校するスタイルのことです。別室登校は、空き教室や相談室などを使うパターンで、学校によって呼び方や対応が異なります。

どちらも「教室に入ることが難しい子どもが、学校という場所とつながり続けるための方法」として、多くの学校で取り入れられています。

保健室登校・別室登校のメリット

  • 学校という場所に慣れるステップになる
  • 出席日数としてカウントされる場合がある
  • 友達や先生と少しずつ関わりを持てる
  • 「教室に戻るかどうか」を子ども自身が選べる
  • 完全な不登校より親の不安が軽減されることがある

ただし、学校によって対応は大きく違う

保健室登校・別室登校は、すべての学校で同じように対応してもらえるわけではありません。

先生の人数が不足している学校では、「別室に付きっきりの先生を配置できない」と難色を示されることもあります。また、養護の先生(保健室の先生)の考え方や方針によって、対応の温度感は大きく変わります。

ママ
ママ

お願いしてみたら「対応が難しい」って言われてしまって。どうすればいいの?

えんがわさん
えんがわさん

そういうケースもあります。最初から全部うまくいくわけではないんですよね。でも、諦めずに相談を続けることで道が開けることもあります。

保健室登校を始めたきっかけ

娘が保健室登校を始めたのは、「教室に入るのがどうしても無理」という時期が続いたあとのことでした。学校には行きたい気持ちはある。でも、教室の雰囲気や集団のプレッシャーがしんどくて、玄関まで来ても中に入れない日が続いていました。

そんなとき、担任の先生から「とりあえず保健室だけでも来てみたら?」という提案がありました。

えんがわさん
えんがわさん

最初は「保健室だけでいいの?」と半信半疑でしたが、娘が「それなら行ってみる」と言ったんです。その言葉に、思わず涙が出そうになりました。

初めて保健室に登校した日、娘は1時間だけいて帰ってきました。でもその日の娘の顔は、久しぶりに少し明るかった。「保健室の先生、優しかった」という一言が、今でも忘れられません。

保健室で繰り返した日々

それからしばらく、娘の登校スタイルは「しんどくなったら保健室で休む」というものになりました。

朝は教室に行く。でも途中でしんどくなったら保健室へ。1〜2時間休んだら、また教室に戻る——そのサイクルを繰り返す日々でした。

うまくいく日もあれば、午前中ずっと保健室にいてそのままお迎えになる日もありました。お迎えの連絡が来るたびに、仕事を抜けて車を走らせながら、「今日はどんな顔をしているかな」と思っていました。

ママ
ママ

お迎えの電話が来るたびに、職場に申し訳なくて。でも子どもの顔を見たら、そんなこと全部吹き飛んでしまうんですよね。

えんがわさん
えんがわさん

本当にそうでした。しんどそうな娘の顔を見ると、「来てよかった」しか思えなくて。仕事のことは後で何とかすればいいって気持ちになれました。

養護の先生との摩擦

正直に書きます。娘が保健室を利用するようになってしばらく経った頃、養護の先生とぶつかってしまったことがありました。

詳細は書けませんが、娘の様子についての見方の違い、対応の方針の違いで、意見が食い違ってしまいました。娘も「保健室に行きにくい」と言い出した時期がありました。

ママ
ママ

養護の先生と関係がうまくいかなくなったら、どうすればいいの?子どもも行きにくくなってしまうし。

そのときの私は、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。こんなにお世話になっているのに、意見をぶつけてしまったこと。先生を困らせてしまったこと。保健室というせっかくの居場所が、娘にとって行きにくい場所になってしまうかもしれないという不安。

でも同時に、「娘のことを一番に考えたとき、黙っていられなかった」という気持ちもありました。親として、子どもの居場所を守りたかったからこそ、ぶつかってしまった部分もあったと思います。

えんがわさん
えんがわさん

あのとき養護の先生に意見したのは、「娘のためにどうしても伝えたかった」からでした。今でもそれは間違っていなかったと思っています。でも、もっと上手な伝え方があったとも思います。

養護の先生との関係が難しくなったときにしたこと

摩擦があったあと、私がしたのは以下のことでした。

  • 担任の先生に状況を共有した(養護の先生と直接話すより、まず担任を通じて)
  • しばらく時間をおいた(感情が高ぶっているときに話し合いをしない)
  • 娘の様子を見ながら、保健室以外の居場所(別室)も検討した
  • 養護の先生に対して、感謝の気持ちを小さな言葉で伝え続けた

すぐに関係が修復されたわけではありません。でも、時間をかけてお互いに歩み寄れたと思っています。

養護の先生への感謝

今振り返ると、娘の保健室登校を支えてくれた養護の先生には、本当に感謝しかありません。

教室に入れなくてしんどい娘を、何も言わずにそっと受け入れてくれた日があったこと。娘が話したいときは聞いてくれて、休みたいときは静かにそっとしておいてくれたこと。お迎えの連絡をするときに「今日もよく頑張りました」と一言添えてくれたこと。

そういった小さなことの積み重ねが、娘の学校とのつながりを保ってくれました。

えんがわさん
えんがわさん

廊下でお会いしたとき、「いつもありがとうございます。娘が保健室があってよかったと言っています」と伝えたら、先生が少し照れたように笑ってくれました。あの笑顔は忘れられません。

養護の先生は、担任でも親でもない、学校の中での「第三の大人」です。子どもにとって、学校の中で安心して弱さを見せられる場所があるということは、想像以上に大切なことだと感じています。

保健室登校・別室登校をお願いするときのポイント

保健室登校・別室登校を始めたい場合、学校へのお願いの仕方がポイントになります。

まず担任に相談する

最初の相談窓口は担任の先生です。「教室は難しいけど、保健室なら来られるかもしれない」という子どもの気持ちを正直に伝えてみてください。担任から養護の先生・管理職へと話が通じていきます。

「子どもがどうしたいか」を中心に伝える

「親が保健室登校させたい」ではなく、「子ども自身がそこなら来られると言っている」という形で伝えると、学校側も受け入れやすくなります。子どもの意思があることを強調しましょう。

難色を示されたときは諦めない

「対応が難しい」と言われた場合でも、すぐに諦めないでください。具体的にどんな支援があれば可能か、管理職(校長・教頭)への相談ができるかを確認してみましょう。スクールカウンセラーや教育相談センターを通じてアプローチする方法もあります。

ママ
ママ

断られたら終わりじゃないんですね。別の入口から相談できるんだ。

えんがわさん
えんがわさん

そうです。担任一人の判断で決まるわけじゃないので、学校全体で考えてもらえるよう、粘り強く伝えることが大切です。

養護の先生との関係を大切にする

保健室登校がうまく続くかどうかは、養護の先生との関係が大きく影響します。感謝の気持ちをこまめに伝えること、子どもの様子を共有すること、問題が起きたときは早めに相談することが、良い関係を保つコツです。

完璧にうまくいかない日があっても、それは当然のことです。人間同士のことなので、摩擦が生まれることもある。でも、お互いに「この子のために」という気持ちで関わり続けられれば、関係は続いていきます。

まとめ

保健室登校・別室登校は、不登校の子どもが学校とつながり続けるための大切な選択肢です。でも、学校によって対応は様々で、うまくいかないこともあります。

  • 学校によって対応できる内容は違う——難色を示されてもすぐ諦めない
  • まず担任に相談し、子ども自身の気持ちを中心に伝える
  • 養護の先生との関係は、感謝とコミュニケーションで育てていく
  • 摩擦が起きたときは、時間をおいて担任を通じて調整する
  • 保健室は「弱さを見せていい場所」——その存在が子どもを守ってくれる
えんがわさん
えんがわさん

娘が「保健室の先生が好き」と言ってくれた日のことを、今も覚えています。学校の中に、一人でも安心できる大人がいること——それが、子どもの学校とのつながりを守ってくれると実感しました。

保健室登校・別室登校を検討しているお母さんへ。最初から完璧にいかなくて当然です。ぶつかることがあっても、感謝を伝え続けながら、子どもの居場所を一緒に作っていきましょう。

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