子どもが不登校になると、「学校に連絡しないといけないの?」と悩みますよね。
きっとこれを気にする親は、とても気配りのある方だと思います。
連絡しないと嫌われそう、子どもが可哀想、でも親もしんどい…。そんなふうに感じてしまいますよね。
結論から言うと、学校への連絡は大切ですが、無理に毎日完璧にする必要はありません。
実際に私も、連絡がしんどく感じる日がありました。
どこまで伝えるべきか悩み、朝の連絡がプレッシャーになることもありました。
この記事では、不登校の子どもをもつ親としての実体験をもとに、学校に連絡しないとどうなるのか、そして無理なく続けられる対応についてわかりやすくお伝えします。
■不登校で学校に連絡しないとどうなる?


今は、アプリで出欠確認入れるけど、それだけでもいいのかな。理由を書く欄もあるけど、どこまで書けばいいかわからない。
結論から言うと、学校への連絡は大切ですが、
連絡がなくてもすぐに問題になるわけではありません。
ただし、連絡がない状態が続くと、学校との関係がぎくしゃくしやすくなります。
ここでは、実際に起こりやすいことを整理しておきます。
■ 学校側はどう感じるか

学校側は、「状況が分からないこと」に不安を感じます。
・体調不良なのか
・家庭の事情なのか
・継続的な欠席なのか
理由が分からないと、どう対応すればいいか判断できないためです。
そのため、連絡がない状態が続くと、「様子を確認したほうがいいかもしれない」と考え、家庭に連絡が入ることもあります。

担任の先生が主に連絡担当になりますが、最近は、担任を決めずに複数担任の場合もあるので、いきなり話したこともない先生から連絡が来るかもしれません。
■子どもへの影響は?
子ども自身への直接的な影響は大きくありません。
ただ、学校とのやり取りがうまくいっていないと、
・登校のハードルが上がる
・学校との関係が遠くなる
といった状態につながることがあります。
■ 連絡がないと起きるトラブル
連絡がないことで起きやすいのは、
「行き違い」です。
・学校が心配して何度も連絡してくる
・家庭はしんどくて対応できない
・お互いに負担が増える
こうしたすれ違いを防ぐためにも、最低限の連絡はしておくと安心です。
■ 毎日連絡するのがしんどいときの対処法

結論としては、「無理なく続けられる形」にすることが大切です。
完璧な連絡よりも、続けられる連絡のほうが大事です。
■ シンプル連絡でOK
連絡は短くて大丈夫です。
例:
「本日もお休みします。よろしくお願いします。」
これだけでも十分伝わります。
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■ 連絡の頻度を調整する
毎日連絡が負担な場合は、頻度を調整してもOKです。
・週に数回にする
・状況が変わったときだけ連絡する
など、家庭に合った形にしていきましょう。
■ 担任に事前に伝えておく

あらかじめ担任の先生に、連絡の取り方を相談しておくと楽になります。
「毎日の連絡が難しいので、週に〇回の連絡でも大丈夫でしょうか」
と伝えておくだけで、気持ちの負担がぐっと減ります。
■ 実際にやってよかった連絡の仕方


私の場合、最初は毎朝しっかり理由を書いて連絡していました。
でも、それがだんだん負担になっていき、
「今日は何て書こう」と考えるだけでしんどくなってしまいました。
そこで、思い切って連絡をシンプルにしました。
「本日もお休みします」
それだけにしたことで、気持ちがかなり楽になりました。
また、担任の先生にも事前に相談しておいたことで、
「無理に毎日詳しく書かなくて大丈夫ですよ」と言っていただき、安心できました。
■ 学校への連絡は「義務」なの?【法律的な話】

「連絡しなかったら学校に怒られる?」「法律違反になる?」
そう心配している方も多いと思います。
結論から言うと、毎日学校に連絡することは法律で義務づけられていません。
文部科学省が出している「不登校児童生徒への支援の在り方について(令和元年)」でも、
保護者と学校が連携・協力することは推奨されていますが、
「毎朝電話すること」は義務ではありません。
学校が毎日連絡を求める一番の理由は「安否確認」です。
子どもが登校中に事故や事件に巻き込まれていないか、家にいることを確認するためです。
つまり、「家にいること」が学校に伝わっていれば、毎日電話でなくてもいいのです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 毎日連絡しないと法律違反になる? | いいえ。毎日の連絡を義務づける法律はありません |
| 文部科学省の見解は? | 保護者と学校の「連携・協力」を推奨(強制ではない) |
| 学校が連絡を求める一番の理由 | 子どもの安否確認 |
| 家庭が意識したいこと | 「家にいること」が伝われば、毎日の電話でなくてもよい |
参考:「不登校児童生徒への支援の在り方について」令和元年10月25日|文部科学省
■ 毎朝の電話をやめたい…学校との交渉ステップ

「毎日の電話をやめたいけど、どう伝えればいいかわからない」
そんな方のために、実際に使える交渉の流れをまとめました。
| ステップ | やること |
|---|---|
| ステップ1 | 電話ではなく面談で伝える。口頭だけでは記録が残らないため、担任の先生と面談の場を設けて正式に伝える |
| ステップ2 | 「代わりの方法」を提案する。登校できる日だけ連絡する、休む日は週1回まとめて連絡するなど |
| ステップ3 | 管理職にも共有してもらう。教頭・校長にも話が届いていれば、担任が変わっても引き継がれて安心 |
| ステップ4 | 記録に残す。連絡帳や手紙に「○月○日に相談・合意した」と書いておく |
「毎朝の連絡が負担になっています。
登校できる日だけ連絡する形にしてもいいでしょうか。
休む日は週に1度まとめてご連絡する形ではいかがでしょうか。」
「迷惑だから電話しない」ではなく、
「代わりにこうします」と提案するのがポイントです。

実は、担任の先生も、管理職から、不登校の家と連絡をとっているかを確認されます。連絡をとってないと「取りなさい」と言われるんですよね。
代わりにこうしますということを保護者側から提案してあげると、担任の先生も、報告しやすくなります。
■「毎朝の電話が大変」なのは、あなただけじゃない

実は、学校側も毎朝の電話対応に課題を感じています。
500名規模の学校では、毎朝20〜30件の欠席電話がかかってきていたというデータがあります。そのため、近年は欠席連絡をアプリで受け付ける学校が全国的に増えています。
学校も「電話対応を減らしたい」と思っています。
だから、アプリや連絡帳での代替を相談しやすい時代になっています。
| 連絡方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 電話 | 直接話せて確実に伝わる | 毎朝の対応が学校・家庭双方の負担になりやすい |
| 連絡帳 | 手軽で続けやすい、記録が残る | 先生がすぐ見るとは限らない |
| 連絡アプリ | 時間を選ばず連絡でき、記録も残る | 導入している学校がまだ一部 |
「電話じゃないとダメですか?」と一度聞いてみるだけでも、案外すんなり変えてもらえることがあります。

「電話じゃないとダメですか?」って、そんな一言を聞くだけでいいのかな…ちょっと勇気がいるな。

私も思い切って担任に相談したら、「連絡帳でも全然大丈夫ですよ」とあっさり言ってもらえました。もっと早く聞けばよかったと思っています。
■ まとめ

不登校の連絡は大切ですが、無理をする必要はありません。
・連絡がないと行き違いが起きやすい
・でも毎日完璧にする必要はない
・続けられる形がいちばん大切
親がしんどくならない形で、学校とつながっていくことが大切です。
もし「担任との関係」に悩んでいる方は、
こちらの記事も参考にしてみてください。
また、学校対応と合わせて「家庭学習」に悩む方も多いと思います。タブレット学習が続かなかった経験と工夫はこちらにまとめています。


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