「2年生になったら算数が急に難しくなった」
そう感じている親御さん、多いと思います。
小1は「たし算・ひき算」だけでよかったのが、
2年生になると筆算・単位・時刻と、一気に内容が増えます。
しかも2学期には九九が始まる。
夏休みは、その九九を乗り越えるための土台を整える絶好のタイミングです。

2年生になってから算数の宿題を見ると、筆算とか単位とか、聞いたことのない言葉が増えていて、正直ちょっと不安なんです…。

多くのお子さんが同じところでつまずいていますよ。2年生の内容は「筆算」「単位」「時刻と時間」の3つだけ。夏休みのうちに整理しておけば、2学期の九九がぐっと楽になります。

小2の1学期、何を習った?
まず1学期に習った内容を整理しておきましょう。
| 時期 | 学習内容 |
|---|---|
| 4〜5月 | 2桁・3桁の数、たし算・ひき算の筆算(繰り上がり) |
| 6〜7月 | 長さの単位(cm・mm・m)、かさの単位(L・dL・mL) |
| 通年 | 時刻と時間の読み方 |
この3つが、夏休みの復習ターゲットです。
つまずきポイント①:筆算の繰り上がり・繰り下がり
【図①:繰り上がりのある筆算の手順】

2年生の筆算は、1年生の「一の位の計算」に「十の位・百の位」が加わります。
繰り上がりのあるたし算でよくある間違いがこちら:
- 繰り上がった「1」を足し忘れる
- 位をそろえずに書いてしまう
家庭でできる練習法
ノートに大きめのマス目を引いて、位をそろえて書く練習から始めましょう。
計算そのものより「位をそろえる習慣」が先です。

繰り上がりの筆算、うちの子もよく間違えます…。

「位をそろえて書く」練習から始めれば、少しずつ減っていきますよ。マス目を使って「ここに一の位、ここに十の位」と確認するだけでもミスは減ります。
つまずきポイント②:長さ・かさの単位

単位は、算数の中でも「感覚として理解しにくい」分野です。
【図②:単位の関係まとめ表】
| 単位 | 関係 | 間違えやすいこと |
|---|---|---|
| 長さ | 1cm = 10mm、1m = 100cm | cmとmmを逆に書く |
| かさ | 1L = 10dL、1dL = 100mL | dLの感覚がわかりにくい |
家庭でできる練習法
- 定規を一緒に見ながら「ここが1cm、ここが1mm」と実物で確認する
- 料理中に「このカップ何mL?」と聞いてみる
- 生活の中で単位に触れることが一番の近道
つまずきポイント③:時刻と時間

「今何時?」はできても「30分後は何時?」が難しいのがこの時期の特徴です。
- 時刻:ある瞬間(午後3時)
- 時間:経過した長さ(2時間)
この2つの違いが混乱の原因です。
家庭でできる練習法
「今3時だね。おやつが終わったら何時になってる?」という生活の中での声かけが効果的です。

時刻と時間の違いって、大人でも説明しにくいですよね…。

生活の中で「今何時?」「あと何分?」と聞くだけでも、感覚がついてきますよ。ゲーム感覚でやってみてください。
2学期に備えて:九九の準備を始めよう

夏休みが終わると、2学期はすぐに九九が始まります。
九九は「暗記」と思われがちですが、まず「かけ算の意味」を理解することが大切です。
かけ算の意味
3 × 4 =「3が4つ分」
この「〇が△つ分」という感覚を夏休み中に作っておくと、2学期がスムーズになります。
夏休み中にやっておくと◎
- 2の段・5の段だけ先に覚えてみる
- おはじきや積み木で「3が4つ」を実際に並べてみる
九九は「3年生の割り算」への入口
九九が必要なのは、かけ算だけじゃありません。
3年生で習う割り算は、九九が土台になっています。
56 ÷ 7 = ?
この問題を解くには、「7の段で56になるのはどれ?」と九九を逆引きする必要があります。つまり、九九が使えないと割り算が始まらないのです。
「九九ができる」の本当の意味
「九九ができる」というのは、1秒でスッと答えが出る状態のことです。
「7×8は……7、14、21、28……」と1から順に数えていては、計算に時間がかかりすぎて文章題や筆算でつまずく原因になります。
頭の中で九九を最初から唱えないと答えが出ない子は、かけ算はできていても、割り算や大きな計算では詰まってしまいます。

最近の学校では、昔ほど、繰り返し九九のテストをしないように感じます。理由はいろいろあるとは思いますが、九九のテストをすること自体が担任の先生の負担が大きいです。九九テストを絶対にしろっていうわけではないんですよね。そこも理解しつつ、これからの時代、学習は家庭で補う必要なあるかもしれませんね。
不登校の子は「算数のつまずき」が長引きやすい
不登校で学校を休んでいる時期が長くなると、
算数の「積み上げ単元」は特に影響が出やすいです。
筆算も九九も、前の学年の内容が土台になっているので、どこかで穴が空くと後から取り戻すのが大変になります。
夏休みは学校に行けていない子にとっても、人目を気にせず自分のペースで取り組める時間です。
「2年生の内容が怪しいかも」と感じたら、
1年生の繰り上がり・繰り下がりに戻ってみることも一つの選択肢です。
まとめ:夏休みの優先順位
- 筆算の繰り上がり・繰り下がり(位をそろえる習慣)
- 単位(長さ・かさ)(実物を使って感覚をつかむ)
- 九九の準備(意味理解から)
一度に全部やろうとしなくてOKです。
まず1つだけ、「筆算だけ」でも夏の間に固めておくと、2学期がずっと楽になります。
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