「仕事、抜けられない。でも子どものことも気になる」

担任の先生からまた電話が来た。でも今日も会議があって、ちゃんと話せなかった…。学校とどう連絡したらいいんだろう。
不登校の子どもを持つワーママにとって、「学校との連絡」は本当に悩ましい問題です。毎朝の欠席連絡、担任からの電話、面談の時間……フルタイムで働きながらこれを全部こなすのは、正直しんどい。
私自身、娘が小学4年生で不登校になってから、学校とのやりとりで何度も消耗しました。仕事の合間に電話を受けて、うまく話せないまま切ってしまう。面談は仕事を早退して行くしかない。そのたびに「もっとちゃんとしなきゃ」と自分を責めていました。

でも今は、学校との連絡をだいぶうまく回せるようになりました。試行錯誤してたどり着いた、ワーママなりのやり方をお伝えします。
毎朝の欠席連絡、どうしてる?
不登校になると、まず悩むのが「毎朝の欠席連絡」です。学校によっては電話が必須のところもありますが、フルタイムワーママには朝の電話が本当につらい。
出勤前の忙しい時間に電話して、担任につながらなくて、また折り返しを待って……これが毎日続くと、じわじわと体力を削られます。

朝7時半に電話して「担任はまだ来ていないので後でかけ直します」って言われて、仕事中に電話が来て……その繰り返しがしんどかった。
そこで私がお願いしたのは、「連絡手段を変えること」でした。
連絡アプリ・連絡帳への切り替えをお願いする
最近の学校では「連絡アプリ(ClassiやCompassなど)」や「連絡帳へのメモで済む」ところが増えています。担任の先生に正直に相談してみてください。
「フルタイムで働いていて、朝の電話がどうしても難しいです。連絡アプリか、メッセージでのやりとりに変えてもらえますか?」

最初は言い出しにくかったですが、正直に伝えたら「もちろんです」とすんなり了解してもらえました。言ってみるものだと思いました。
電話が必須の学校でも、「毎日ではなく週1回まとめて報告する形にしたい」と相談できることがあります。担任の先生も毎朝電話を受けることが負担になっているケースがあるので、お互いにとってラクな方法を探してみてください。
担任の先生との関係、どう作る?
学校との連絡でもう一つ大切なのが、「担任の先生との関係づくり」です。不登校対応は担任の先生の理解と協力が欠かせません。しかし、先生によって対応の温度感は大きく違います。
ここで一つ、大切なことをお伝えしたいと思います。担任の先生も「不登校対応のプロ」ではありません。どう接していいか分からず、戸惑っている先生も多い。だからこそ、親の側から「こうしてほしい」を伝えることが重要です。

先生に対して「もっとちゃんとしてほしい」って思うこともあるけど、こちらから伝えないと伝わらないんですよね。

そうなんです。「察してほしい」は通じないことが多い。「連絡は週1でいい」「子どもには無理に登校を促さないでほしい」など、具体的に伝えると動いてもらいやすくなります。
最初の面談で伝えておくべき3つのこと
不登校になった直後の担任面談では、以下の3つを最初に伝えておくと、その後のやりとりがスムーズになります。
- 連絡の頻度と方法:「週1回、メッセージで状況報告します」など、負担にならない頻度を提案する
- 登校刺激についての希望:「今は無理に誘わないでほしい」「本人が行きたいと言ったときだけ連絡を」など、子どものペースに合わせた対応をお願いする
- 仕事の状況:「フルタイム勤務で日中の電話が難しい」と正直に伝える。先生も連絡のタイミングを配慮してくれるようになります

この3つを最初の面談で伝えておいただけで、担任の先生との関係がかなり楽になりました。最初が肝心です。
仕事を休めないとき、面談はどうする?
不登校になると、学校から「一度来て話しませんか」と言われることが増えます。でも、フルタイムワーママには平日昼間の面談は簡単ではありません。

面談のたびに仕事を早退するのがしんどくて。上司にも「また子どものことで…」って思われてるんじゃないかと気になって。
そういうときに使えるのが、以下の方法です。
放課後・夕方の時間帯をお願いする
多くの学校では、放課後(16時〜17時ごろ)に面談の時間を取ってもらえます。「平日の昼間が難しいので、放課後にしてもらえますか?」と最初からお願いしてみてください。
先生側も放課後の方が授業の合間を縫う必要がなく、じっくり話せることが多いです。
電話・オンラインでの面談も提案してみる
コロナ禍以降、電話やZoomでの面談に対応してくれる学校が増えました。「わざわざ学校に行かなくていい」というだけで、精神的な負担がかなり減ります。

私は一度「電話面談にしてもらえますか」とお願いしたら、すんなりOKでした。移動時間もなくなって、仕事の合間の30分で済んだのでだいぶ楽でした。
面談の頻度は「必要なときだけ」でいい
学校によっては「月1回は面談を」と求めてくる場合もありますが、毎月行く必要はありません。「大きな変化があったときだけ連絡してください」とお願いしてもOKです。
頻繁な面談は、親の負担を増やすだけでなく、「また学校の話をしなければ」というプレッシャーが子どもに伝わることもあります。
スクールカウンセラーを活用しよう
担任の先生との連絡だけでなく、ぜひ活用してほしいのが「スクールカウンセラー(SC)」です。
スクールカウンセラーは、子どもだけでなく保護者の相談にも対応してくれます。担任には言いにくいこと、学校への不満、自分自身の気持ちの整理……そういったことをフラットに話せる場所です。

スクールカウンセラーってどう使えばいいの?ハードルが高い気がして。

私も最初はそう思っていました。でも「子どもの様子を相談したい」という入り口でOKです。親の話をじっくり聞いてくれますよ。
スクールカウンセラーに相談できること
- 子どもの気持ちや状態について客観的な見立てを聞く
- 担任の先生への伝え方をアドバイスしてもらう
- 親自身が追い詰められているときに話を聞いてもらう
- フリースクールや支援機関の情報を紹介してもらう
- 学校内での子どもの居場所(別室登校など)について相談する
スクールカウンセラーは週1〜2回しか来ない学校も多いですが、予約は担任か学校事務室を通じて入れられます。「カウンセラーの先生に相談したいのですが、次回いつ来られますか?」と聞けばOKです。

カウンセラーの先生と話してから、担任の先生への伝え方が変わりました。「こう言えばいいんだ」という気づきがあって、学校とのやりとりが少し楽になりました。
ワーママが学校連絡で消耗しないための心がまえ
最後に、学校連絡で消耗しないために私が意識するようになったことをまとめます。
「完璧な親」をやめる
毎朝連絡して、面談にも毎回出て、先生の話を全部把握して……そんな「完璧な不登校対応」は、フルタイムワーママには無理です。そして、そこまでしなくても子どもは回復できます。

完璧にできないことで自分を責めてしまうことが多くて。

私もそうでした。でも「できないことがあって当然」と思えるようになってから、気持ちが少し楽になりました。学校との連絡も「最低限できていればいい」くらいの感覚で大丈夫です。
情報収集は「まとめて」やる
担任から電話があるたびに対応するのではなく、「週1回まとめて確認・報告」のリズムを作ると消耗が減ります。電話でなくメッセージにしてもらえれば、自分のペースで確認できます。
「仕事があるから連絡できない」は正直に言っていい
先生に対して「仕事があるのでこの方法では難しい」と正直に言うことを、遠慮しなくていいです。学校は保護者を責める場所ではありません。あなたが仕事をしながら子どもを支えていること、それ自体がすでに十分なことです。

「仕事があるから」を理由に伝えたら、先生に「それは大変ですね、できる範囲で大丈夫ですよ」と言ってもらえて、それだけで少し救われました。
まとめ
不登校の子どもを持つワーママにとって、学校との連絡は大きな負担のひとつです。でも、工夫次第でかなり楽にできます。
- 毎朝の欠席連絡は、連絡アプリやメッセージへの変更をお願いする
- 最初の面談で「連絡方法・登校刺激の有無・仕事の状況」を伝えておく
- 面談は放課後や電話・オンラインでお願いしてOK
- スクールカウンセラーを親の相談窓口としても活用する
- 「完璧な対応」は無理。最低限できていれば十分

仕事をしながら不登校の子どもを支えているあなたは、十分すぎるくらい頑張っています。学校との連絡も、もっと自分を楽にする方法を探していきましょう。
学校との連絡でしんどくなっているワーママさん、ぜひ一度「今のやり方を変えてみること」を検討してみてください。小さな変化が、毎日の負担を大きく減らしてくれます。


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